こんにちは。今回は5月23日(水)に開催しましたCOYOTE CLUB の定例イベント
「COYOTE WORKSHOP」の様子をお届けしたいと思います。
今回はGE,Googleといったグローバル企業で、採用や人材育成などを担当してきた鈴木雅則さんが特別ゲストとして登場してくださるということもあり、当日はたくさんの方にお越しいただきました!
今回はじめてお会いする方もいらっしゃったため、まずはじめにコヨーテの事業紹介をさせてもらいました。
コヨーテは、「世界の採用研究」をベースに4つの事業を展開しています。
1つ目が、『コミュニティ事業』。このCOYOTE CLUBがまさにそうですね。今後は学生向けのコミュニティもスタートさせる予定です。
2つ目が、『コンサルティング事業』。経営者の方や人事の方と個社単位で採用課題の解決を進めています。
3つ目が、『セミナー・講演事業』。「採用」に関わる講演会やセミナーなどに呼んでいただいております。来月6月13日(火)にはHRプロ主催「HRカンファレンス」にてお話させていただきます。
4つ目が、『出版・執筆事業』です。メディアの方からお声がけいただき、私たちコヨーテの採用に対する考えやコメントを書籍や雑誌に掲載いただいております。現在書籍化にむけて動いております。
さて、次に行きましょう〜。
ひとつめのコンテンツは、「ライフネット生命出口社長から学んだこと」と題して、先日取材させていただいた出口社長との対談エピソードを紹介させていただきました。
長い歴史を持つ生命保険会社が多い中で、ライフネット生命さんは、唯一の戦後に生まれた独立系の保険会社です。
インターネットを通じた保険商品の販売というビジネスモデルは、創業当初は不安の声も多かったそうですが、創業3年半で10万件の契約数を超え、今年3月には東証マザーズに上場するなど、急成長中の注目の会社となりました。
注目されているのは、そのユニークなビジネスモデルだけではなく、日本生命出身の出口社長にもファンが多いのです。
実際にお会いして、私もその独自の観点の「組織論」「人材活用方法」には驚きと納得の連続でした。歴史と生物学にも詳しい出口社長の話は、他のビジネス書では読めないような貴重な含蓄がたくさんありました。
今後もライフネット生命さんの取り組みには注目していきます!
続いて、日本だけではなく、世界の事例を学びながら思考の幅を広げよう、との思いから毎月行なっている「世界から学ぶ」のコーナーへ。
今回は、大統領やノーベル賞受賞者など、世の中を牽引するリーダーを数多く輩出しているアメリカのハーバード大学がスゴイ理由についてお話しました。
ハーバートには、どんな基準で選ばれて、彼らがどのように学んでいくのか、気になる点をピックアップ。
キャンパス内には13の寮が存在し、在学生のほとんどがこの寮の中で生活します。
多様なバックグランドをもったひとたちが集まり、意見を交わし合うことで生まれるイノベーションのことを『メディチ・インパクト』と呼ぶそうなのですが、世界80カ国、ビジネスだけでなく、音楽・美術・スポーツなど多種多少な経験をもつ学生たちが集って生活を共にするハーバードの環境は、まさにその効果を生み出す土壌になっているのです。
数日前に上場したfacebookの創業者マーク・ザッカーバーグも、この革新的なサービスをハーバードの寮生活の中から生み出しています。
採用の供給源となる大学の活動については、今後もレポートしていきたいと思います。
そして、皆さんお待ちかねの鈴木雅則さんの登場です!!
鈴木雅則さんは1972年福島生まれ。
世界一の人材マネジメントが学べると言われている米・コーネル大学の大学院で勉強され、GEにてリーダーシップ開発に取り組みます。その後Googleの日本における発展・拡大をミッションに転職。日本ではじめての新卒採用を担当します。
プロフィールをご紹介しながら、それぞれの転機の時に、どんなことを考えていたのか、などうかがっていきました。お話ししている中で、鈴木さんは「周りが行かないところに、行く」をポリシーとした非常にユニークな方だということが分かります。
プロフィールのご紹介後は、事前に会場にお越しいただいた皆さまからの質問もいただいておりましたので、鈴木さんへ問いかけて行きました。
中にはかなり突っ込んだ質問&回答もあり、こちらのブログでは書けないことも多かったのですが、その中でも、印象に残ったところをいくつか共有したいと思います。
『人事は会社のお母さん的役割』
これは、鈴木さんが「お父さん、お母さん理論」と呼んでいるのものです。経営者は物事を最終的に決定して、方向性を決めていく、家庭で言えば「お父さん的役割」。それに対して、人事は経営者であるお父さんの意見を聞きながら、従業員である子供たちに分かりやすく伝えたり、子供たちが過ごしやすい環境を作ったり、育てたり、時にはお父さんの暴走を止めたり、、、
私も常々、人事という仕事には「深い愛情」がないと務まらない仕事だと思っているのですが、まさに鈴木さんの「お母さん」という表現で非常に腑に落ちました。
『人事は3つの帽子を被り分けよう』
人事のプロフェッショナルとして必要になるスキルを、分かりやすく「帽子」で例えられていました。
1つ目は『コーチ、人の話をよく聞く帽子』。相手が何を考えているのか、どんなところに問題を抱えているのか。相手の信頼を勝ち得ながら、想いや考えを引き出していく役割です。
2つ目は『専門家、コンサルタントの帽子』。人や組織について、深い考察や学習が必要であり、人に関わる問題を解決策を練り上げる役割ですね。
3つ目は『リーダーとしての帽子』。組織に変革をもたらす役割。見えてきた人や組織における課題を解決するために、周りを巻き込みながら改革・改善を遂行していく役割です。
場によって、この3つの帽子を被り分けていくことが大切だと教えていただきました。
皆さんからの質問も活発にいただき、今回も2時間があっという間に終了。
終了後も多くの方々同士で様々な情報交換をされていました。
私にとっても、学びや気づきの多い時間となりました。
鈴木さん、そしてご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました!
最後に、来月のCOYOTE WORKSHOPですが、『イノベーティブな職場環境』と題しましてお送りいたします。どんな環境で新人を受入れ、育てていくのか、は採用に関わる者として、とても大切なテーマです。新人を受け入れるリーダーの方や教育担当の方もぜひお越しください。
日時は6月28日(木)19時〜21時。
<COYOTE CLUBに関するお知らせ>
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