レポート#077 マクドナルドの採用「CEOとの討議で選考」 |
2011.09.30 Friday
「さー、では今後の当社がとるべき企業戦略についてディスカッションしようではないか」
なんて言われると、どうですか?わくわくしますか?それとも、ひえーっとなりますか?
日本人は討議が苦手と言われますが、日本マクドナルドホールディングスでは、なんとCEOである原田さんとのディスカッションを通じて選考するようです。
その名も「マクドナルド経営ラウンドテーブル」
対象は社会人経験が10年以上の30代前半。そしてTOEICスコアが800点以上!
書類選考を通じて、1回あたり30名が選抜されます。
なかなかのハードルの高さですが、直接経営と議論を交わすことができる選考を通じて、オープンなスタンスが感じ取れますし、採用に対する本気度が伝わってきます。
中途採用においては、集客の問題でこのようなディスカッションを選考に取り入れている会社は少ないのですが、新卒採用においては導入する企業が増えています。
導入理由はいくつかあるのですが、もっとも大きな理由は応募者の飾らない、本当の力が見抜きやすいことではないでしょうか?
面接であれば、「志望動機」「過去の成功事例」「がんばってきたこと」など、ある程度の予測のつく質問に対して、あらかじめ想定回答を用意しておくことができます。
しかし、ディスカッションでは、話し合いの方向や討議相手の発言など、想定できないものが多く、その場その場で適切な発言や応対が求められます。
事前準備なしの、その人の持っている力を確認することができるのです。 特に、対人折衝の場面で、その人がどんな対応をする人か、が結構見えてきます。
時には、自分の意見を否定されて、むっとしてその後議論に参加しなくなる、なんて子供っぽい方もいたりするのです。
注意点としては、テーマによって有利不利がある場合もありますが、採用したい人材が明確であればテーマそのものも、考えていてほしいこと、勉強していてほしいことなどに設定しても問題はないでしょう。
ある会社は、あえて事前に討議テーマを発表して、選考前にきちんと勉強してくるか、調べてくるかを見ています。
「お客様が商談中出した課題を、きちんと誠実に対応できる人材が少なくなっている」
そういった現場の声からうまれた選考のやり方だったようです。
面接も大事な選考手法ですが、別の角度から人材をみていくことも大切です。
個人的には、社会人になると、こうした討議の場面は多々あるにも関わらず、学校教育の中でそうした機会が少ないのが気になります。
相手の意見をじっくり聞き、自分の意見をはっきり言う。シンプルですが、とても大切な力です。学校でもどんどん導入していってほしいと感じます。
なんて言われると、どうですか?わくわくしますか?それとも、ひえーっとなりますか?
日本人は討議が苦手と言われますが、日本マクドナルドホールディングスでは、なんとCEOである原田さんとのディスカッションを通じて選考するようです。
その名も「マクドナルド経営ラウンドテーブル」
対象は社会人経験が10年以上の30代前半。そしてTOEICスコアが800点以上!
書類選考を通じて、1回あたり30名が選抜されます。
なかなかのハードルの高さですが、直接経営と議論を交わすことができる選考を通じて、オープンなスタンスが感じ取れますし、採用に対する本気度が伝わってきます。
中途採用においては、集客の問題でこのようなディスカッションを選考に取り入れている会社は少ないのですが、新卒採用においては導入する企業が増えています。
導入理由はいくつかあるのですが、もっとも大きな理由は応募者の飾らない、本当の力が見抜きやすいことではないでしょうか?
面接であれば、「志望動機」「過去の成功事例」「がんばってきたこと」など、ある程度の予測のつく質問に対して、あらかじめ想定回答を用意しておくことができます。
しかし、ディスカッションでは、話し合いの方向や討議相手の発言など、想定できないものが多く、その場その場で適切な発言や応対が求められます。
事前準備なしの、その人の持っている力を確認することができるのです。 特に、対人折衝の場面で、その人がどんな対応をする人か、が結構見えてきます。
時には、自分の意見を否定されて、むっとしてその後議論に参加しなくなる、なんて子供っぽい方もいたりするのです。
注意点としては、テーマによって有利不利がある場合もありますが、採用したい人材が明確であればテーマそのものも、考えていてほしいこと、勉強していてほしいことなどに設定しても問題はないでしょう。
ある会社は、あえて事前に討議テーマを発表して、選考前にきちんと勉強してくるか、調べてくるかを見ています。
「お客様が商談中出した課題を、きちんと誠実に対応できる人材が少なくなっている」
そういった現場の声からうまれた選考のやり方だったようです。
面接も大事な選考手法ですが、別の角度から人材をみていくことも大切です。
個人的には、社会人になると、こうした討議の場面は多々あるにも関わらず、学校教育の中でそうした機会が少ないのが気になります。
相手の意見をじっくり聞き、自分の意見をはっきり言う。シンプルですが、とても大切な力です。学校でもどんどん導入していってほしいと感じます。