--世界のユニークな採用試験を紹介する「面接の研究所」--

株式会社コヨーテのオフィシャルブログへようこそ。当研究所では、世界中の気になる企業の採用現場を調べて、そのユニークな採用試験を紹介しています。取り上げる企業は、誰もが知っている世界的な有名企業もあれば、名前も知らない小さな企業もあります。しかし、ここで取り上げるどんな企業も「仲間を募ることへの強いこだわり、熱い想い」は共通していました。そしてその想いは、求職者までもファンにしてしまうものばかりです。ユニークな採用試験の背景にひそむストーリーを楽しんでください。

【CWレポート6月】ADK宮武さんと語る大規模リクルーター採用『SO℃IAL』
こんにちは。今回は6月28日(木)に行いましたCOYOTE WORKSHOPの様子をお伝えします! 

今回は数日前、取材の申し込みをいただいた某新聞社の記者様にも参加いただきました。
後日「若者の雇用」というテーマでこれから大きな特集企画を展開されるようです。
また正式に企画が動き出しましたらお知らせいたします。COYOTEも載ったらいいなぁ。

毎回採用にまつわる様々な切り口でお伝えしておりますが、今回はこのようなテーマで。


ひとつめのテーマは、「シグマクシスさんが実践する新しい働きかた」。

2008年に誕生したコンサルティング会社シグマクシスさんは、社員のパフォーマンスを最大化するための職場づくりに力を入れておられます。

先日、オフィスにお邪魔し、その取組を取材させていただきました。

社員同士がコラボレーションをして新しい価値を創造するための様々な「仕掛け」がオフィスにはありました。

そして、その仕掛けは極めてシンプルで柔軟性があり、職場そのものにメッセージがありました。

近代建築の巨匠であるドイツのミース・ファン・デル・エーロは「LESS IS MORE(よりすくなることは、より豊かなこと)」と言いました。会社は従業員に多く与えることで満足させることから、大切なものだけを残していく、シンプルな職場を用意する会社も増えていくのでは?と感じます。

その後も、新しい働きかたを実践している企業をご紹介。

徳島県の神山にサテライトオフィスをつくった「三三株式会社」さんや、1日6時間労働に切りかえた「スタートトゥデイ」さんなどは、まさに次代の働き方に挑戦している注目の企業です。

働く価値観の多様化とともに、多くの会社が今までの当たり前の働き方を見直していく時代になるのではないでしょうか?もちろん採用においても「どんな働きかたが推奨されているのか」は企業選択の重要な条件になりますよね。


続いて新卒の採用活動も一段落ついた企業さんが増える中、長い内定期間に企業として何をすべきか?は毎年頭を悩ませるテーマなのではないでしょうか?

そうした中で、今回はちょっと他とは違う、内定者フォロー事例を数社ご紹介。

こだわりのパン屋「アンデルセン」さん、パリのマルシェをモデルにしたお花屋の「青山フラワーマーケット」さん、言わずと知れた面白法人カヤックさんなど。

ご紹介した企業に共通するのは、単なる飲み会、懇親会ではなく企業の大切にしたい世界観に触れたり、理念を体感するような心に残るものでした。

その後、お越しいただいた皆さん同士のナレッジ共有も行い、刺激の多い時間となりました。
(皆さまの貴重なご意見は事務局にてまとめ、メールにてお送りさせていただきました。)


続いて、今月の世界から学ぶのコーナーは「世界最大の人材開発イベントASTD」のレポートです。今年5月アメリカのデンバーで行われた、このカンファレンスの中から、採用にまつわるコンテンツをご紹介いたしました。

改めて感じるのは、アメリカ企業の採用のアグレッシブさですね。
ライバル企業であるヤフー本社の前に、無料のタコスを配ってリクルーティングをするtokboxの事例には会場から笑いも(^O^)

やりすぎじゃないの?と思うぐらい採用に対して掟破りな方法がアメリカ式なのでしょうか。


そして、ラスト。COYOTE TALK SHOWにはアサツーディ・ケイ宮武さんが登場!

アサツーディ・ケイさんの今年の採用活動はとってもユニークで、採用活動前にコヨーテも取材させていただいたのですが(レポートはこちら)、今回は採用活動も終了したタイミングでその活動を振り返っていただきました。

今年の採用の目玉は、なんといっても全国91名の社員に全面的に協力してもらう大規模リクルーター採用を行ったことです。そしてキャッチコピーは「会って話すのがいちばんソーシャル」。これは今のWEBを中心にやりとりされているソーシャルメディアを使った採用活動や就職活動に対するメッセージ性の高いアンチテーゼとなっています。

結果的に、多くのメディアにも取り上げられ、学生同士のクチコミも広がり、昨年度よりも多くの学生との接触に成功したようです。そして、各選考の歩留まり率の改善、内定後の辞退率も圧倒的に下がったそうです。


アサツーディ・ケイ宮武さんのお話をお伺いしていますと、今回の採用に取り組む姿勢に並々ならぬ熱意を感じました。

これは「例年通り」「前年踏襲」では生じなかった熱意だと思います。

今の採用のあり方に対する課題意識、いい仲間と働きたい、という熱がベースとなり、その熱がリクルーターへ、そして学生へと伝わっていき、学生から今度は「ADKへの志望の熱」としてフィードバックされ、採用チームにも更に熱が帯びる、そんなサイクルがあったのだと思います。

まずは「採用担当が熱をもって発信する」。

どんな条件があろうと、ここがスタートだと感じました。

そのためにも、例年採用をルーティンにせず、毎年新たな挑戦を掲げることは、大切ですよね。

アサツーディ・ケイ宮武さんは、常に新しい手法やアイデアはないか貪欲に人と会ったり、COYOTE CLUBへも、こうした新しいアイデアや刺激を得る場所として活用していただいています。

そして今年もまた面白い取り組みを企画されているようですよ。


皆さんからの質問もお受けして、2時間あっと言う間に終了。

終了後も来場したみなさま同士で積極的な意見交換が行われておりました。

ご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました!!

さて、次回のCOYOTE WORKSHOPの詳細は、こちらです。
7月も、素敵な人事の方に登場頂きます。私も今から楽しみにしています(^O^)

▷イベント詳細
 ・日時:7月19日(木) 19時〜21時(20分前より受付)
 ・場所 港区南青山2-2-8 DFビル5F クラブハウス会議室・青山
 ・地図 http://www.kaigi.biz/map.html
     ※ページ上段の「青山」の方をご参考ください。
     ※地下鉄「青山一丁目」駅より徒歩2分です。


▷COYOTE CLUB FIRST TICKETで初回は無料です。
初回のみクラブの雰囲気を感じていただくため、無料にしております。ご希望される方は、info@coyo-te.co.jp まで「社名、お名前、メールアドレス」を明記の上ご連絡ください。

また、興味のありそうなお友達がいらっしゃいましたら、是非内容をシェア、ご紹介いただけると助かります。

▷COYOTE CLUB について
『採用力を高めるための会員制のビジネスコミュニティ』
コヨーテがこれまで調べた様々な採用事例を紹介しながら、自社に役立つノウハウや最新の採用トピックスを学ぶ会員制コミュニティです。毎月採用に関わる課題をもうけて開催されるCOYOTE WORKSHOPや、ユニークなゲストを呼んで交流を深めるトークイベントへの参加など、会員特典が盛りだくさんです。過去のイベントなどはこちらのページをご覧ください。<コヨーテクラブ詳細ページ >

皆さまのお越しをお待ちしております。

| comments(1) | trackbacks(0) | 23:58 | category: イベント |
<コラム> 『アンデルセングループ上陸』

先日、コラムで「アンデルセングループの採用メッセージ」を綴りましたが、
そのアンデルセングループの進むべき方向性がユニークだなと思い再び
取り上げました。

創業60周年を迎えた、2008年、アンデルセングループは、本場欧州へ進出。
なんと、ロールモデルとしている国、デンマークへ現在出店しています。

デンマークに出店した理由が、
「デンマークは小さな国だが、玩具の『レゴ』など世界的なメーカーが多い。
小さくても存在感のある企業を目指すのが当社のお手本。本場のパン作りなど
多くのことも学べる。」

その先には、そこで得たノウハウをもとに海外展開も視野に入れているそうです。

あくまでも規模だけを追わず、独自性をだし、存在感のある企業を目指す。
このスタンスがいいですね。だからこそ、他の大手パンメーカーと路線が異なって
いるように感じます。

前回のコラムで紹介しましたが、教育研修制度(内定者デンマーク研修、高木俊介
パン学校、パン学校への派遣研修制度・・・など)でもユニークさが際立っています。

自社の進むべき方向性を明示していくこと。
これは人材採用する際に、とても大切なメッセージ発信です。

ちなみに、国内のパン市場は、1兆3000億円規模で近年さほど成長していないそうです。
売上高では、業界首位の山崎製パンが8,117億円(連結)、そしてアンデルセングループ
が640億円です。

規模を追わず、その独自性を追うからこそ、こだわりの美味しさが光るのかもしれません。(T)

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:54 | category: コラム |
<コラム> 『アンデルセングループ』の採用メッセージ

アンデルセン(ANDERSEN)のパンって食べたことがありますか。
価格は少し高めですが、美味しいパン屋さんで、家の近くにあること
もあり、よく通っています。

調べていくと、アンデルセンは、1948年広島で高木俊介氏が奥さん
と他スタッフ2名で創業した歴史のあるパン屋さんだそうです。今では
北は北海道から、南は九州・福岡まで、数多くのお店を構えています。

今日はアンデルセンの「人材育成に対する想い」をメッセージとして
発信しているところに着目しました。

アンデルセングループのリクルートサイトを見ると、そこにはユニークな
人材育成に取り組んでいる様子が伝わってきます。


たとえば・・・

『内定者デンマーク研修』
私たちがお手本とするデンマークの魅力を一緒に感じ、一週間の間に
内定者同士の絆を深める。パン屋めぐりもあるそうです。

話は変わりますが、デンマークをお手本にしているんですね。お店の中に、
大きなレゴブロックで組み立てた人形があった理由がわかりました。
デンマークといえば、デザインの国。世界に2番目に古いスーパーマーケット
として知られるIrma(イヤマ)があります。ここのプライベートブランドの商品
は、かわいいデザインで有名です。他にもホテルフォックス(世界の著名な
デザイナー一人ひとりが、ひとつずつ部屋をプロデュースしているホテル)が
あったり、デザインが洗練されている印象を持っています。

アンデルセンのデザインセンスの良さも、デンマークを色々見てきて作られ
ものなのかもしれません。ちなみに我々の研究所でもデンマークは視察に
行きたい国のひとつです。

さて研修に話を戻しますと、他にも

『高木俊介製パン学校』
お客様においしいパンを食べて喜んでいただきたいとの思いから、パンを
大切にする心を育み「土作りから食卓まで」をテーマにパンづくりの原点を
学ぶ場。毎年、新入社員の中から5名が参加し、2年間農場で研修を受けます。


他にも『パン学校への派遣制度』というのもあります。製パン理論・知識を
経験を通して学ぶ研修で、毎年15名〜18名が選抜され、なんと100日間
に渡るトレーニングを受けれるそうです。


「本物志向」を大切にしているからこそ、人材育成にも力を入れている。
採用情報に、どういうメッセージを載せていくのか。人事教育制度という切り口でも
「その会社らしさ」を伝えることができます。

「その企業のこだわりを、どう情報として発信していくのか」
どういうツールを使うのか。ここはじっくり考えていく必要があるテーマだと思います。(T)

| comments(1) | trackbacks(0) | 23:46 | category: コラム |
★取り上げた企業
アップル
面白法人カヤック
スマイルズ
サウスウエスト航空
Google
日本マクドナルド
三鷹光器
ソニー生命保険
グリー
ビジネスバンク
ポジカル
ヌフカフェ
日東電工
SBIホールディングス
USAA
パーク・コーポレーション
ベアーズ
ファーストリテイリング
ユナイテッドアローズ
ヴァージン・グループ
サイバーエージェント
武田薬品工業
アンデルセングループ
SAMURAI
ラーンネットグローバルスクール
SAS
パタゴニア
クックパッド
アーネスト・シャクルトン
グロービス
明神館
リッツカールトン
コメリ
ウォルトディズニー
37シグナルズ
プラザクリエイト
ザッポス
たねや
くるみの木
ヤフー
マイクロソフト
IDEO
柴田陽子事務所
テクスティーグル
オープン・エー
臨海セミナー
はてな
ソフトバンク
アメリカンファミリー生命保険
ケムテック
シコー
秋山木工
スターブランド
ライフネット生命
ビィー・トランセグループ
吉本興業
都田建設
ECスタジオ
オイシックス
ロート製薬
日本電産
ヤマト運輸
ネスレ日本
アスロニア
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アイスタイル
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