レポート#23 ラーンネットグローバルスクールの採用 『ナビゲータ』 |
2010.02.03 Wednesday
神戸六甲山の麓に「ラーンネットグローバルスクール」がある(スクールの詳細は→コチラ)。
子どもの個性を伸ばすことを主眼にして、1996年に代表の炭谷俊樹さんが設立したフリー
スクールだ。
炭谷さんは、マッキンゼーで約10年間コンサルタントをされていた方で、同社在籍中に2年
間デンマークに赴任した。そこでの教育方針、子どもを育てるスタンスに共感を受けたそうだ。
日本へ帰国後、子どもを育てるためにデンマークで過ごしたときと同じような環境の幼稚園や
小学校はないものかと探して回ったが、なかなか見つからなかった。そこで自らスクールを
立ち上げたのだ。(デンマークの教育事情からラーンネット設立までのストーリー→コチラ)
スクールでの学びは、いわゆる算数や国語や美術、音楽などのベイシックな科目もあるのだが、
他にプロジェクト学習など面白い科目もある。プロジェクト学習では、日ごろ「知りたい」とか「どう
して?」と思っていることをテーマに決めて、実際に自分で調べて、調べた内容をプレゼン資料に
まとめ、発表会でみんなに発表する内容だ。自分で考える力を重視した独自のカリキュラムで構
成されているのだ。
そんな日本でも数少ないユニークなスクールだが、実際に教える先生はどんな人なのだろうか。
実はラーンネットでは、子どもの学習を側面支援するという意味から学校の先生にあたる役割の
方を『ナビゲータ』と呼んでいる。
その『ナビゲータ』の特徴は、次のような感じだ。
・各分野において豊富な社会人経験を有し、その経験をナビゲーションに活かしている
・子どもがどんなことに興味を持つか?どのような表現をするか?どのように人と関わるのか?等
一人一人の特徴(違い)を観察し、主体性や集中を妨げないように接している
・自分が興味を持つ社会分野との関わりを大切にしながら、常に視野を広げて学びつづける
今、ラーンネットでは、フリースクールのナビゲータを募集しているのだが、その採用試験もユニ
ークだ。面接だけではなく、実地ナビゲータ体験(実戦トレーニング)もあるそうだ。スクールの価値
観や空気感に合うかどうか、人柄、適性、その人の特性などいろんな点から見るには体験すること
は外せないのだと思う。
その中で「今までの社会人経験」「子どもに接するスタンス」「自らの向上心」をナビゲータの素養
として見ているのだ。意外に思ったのが、教員免許の有無や年齢等の制限がないことだ。
少人数制で独自の運営スタイルを持つフリースクールだからこそ、採用方法もまたユニークだし、
普通の学校の先生を採用するようなスタイルとは異なるのだろう。
日本の教育もこんな感じだったら、楽しく学べ、いろんな経験を積め、子どもが成長ができるだろう
なと思えるスクール。そんなスクールだからこそ、採用にこだわるし、その方法も型やぶりだ。
子どもの個性を伸ばすことを主眼にして、1996年に代表の炭谷俊樹さんが設立したフリー
スクールだ。
炭谷さんは、マッキンゼーで約10年間コンサルタントをされていた方で、同社在籍中に2年
間デンマークに赴任した。そこでの教育方針、子どもを育てるスタンスに共感を受けたそうだ。
日本へ帰国後、子どもを育てるためにデンマークで過ごしたときと同じような環境の幼稚園や
小学校はないものかと探して回ったが、なかなか見つからなかった。そこで自らスクールを
立ち上げたのだ。(デンマークの教育事情からラーンネット設立までのストーリー→コチラ)
スクールでの学びは、いわゆる算数や国語や美術、音楽などのベイシックな科目もあるのだが、
他にプロジェクト学習など面白い科目もある。プロジェクト学習では、日ごろ「知りたい」とか「どう
して?」と思っていることをテーマに決めて、実際に自分で調べて、調べた内容をプレゼン資料に
まとめ、発表会でみんなに発表する内容だ。自分で考える力を重視した独自のカリキュラムで構
成されているのだ。
そんな日本でも数少ないユニークなスクールだが、実際に教える先生はどんな人なのだろうか。
実はラーンネットでは、子どもの学習を側面支援するという意味から学校の先生にあたる役割の
方を『ナビゲータ』と呼んでいる。
その『ナビゲータ』の特徴は、次のような感じだ。
・各分野において豊富な社会人経験を有し、その経験をナビゲーションに活かしている
・子どもがどんなことに興味を持つか?どのような表現をするか?どのように人と関わるのか?等
一人一人の特徴(違い)を観察し、主体性や集中を妨げないように接している
・自分が興味を持つ社会分野との関わりを大切にしながら、常に視野を広げて学びつづける
今、ラーンネットでは、フリースクールのナビゲータを募集しているのだが、その採用試験もユニ
ークだ。面接だけではなく、実地ナビゲータ体験(実戦トレーニング)もあるそうだ。スクールの価値
観や空気感に合うかどうか、人柄、適性、その人の特性などいろんな点から見るには体験すること
は外せないのだと思う。
その中で「今までの社会人経験」「子どもに接するスタンス」「自らの向上心」をナビゲータの素養
として見ているのだ。意外に思ったのが、教員免許の有無や年齢等の制限がないことだ。
少人数制で独自の運営スタイルを持つフリースクールだからこそ、採用方法もまたユニークだし、
普通の学校の先生を採用するようなスタイルとは異なるのだろう。
日本の教育もこんな感じだったら、楽しく学べ、いろんな経験を積め、子どもが成長ができるだろう
なと思えるスクール。そんなスクールだからこそ、採用にこだわるし、その方法も型やぶりだ。