<コラム> 『成育医療センターのトーン&マナー』 |
2010.01.22 Friday
昨年末から子どもの検査で通っている病院です。
紹介状を持って初めて国立成育医療センターを訪れたのが昨年度末。
やはり病院へ行くというのは緊張します。
ここの病院は、子どもに関する治療や療養をメインにしています。国立病院の持つ
イメージとしては、いわゆる大病院で、どちらかといえば殺風景な感じで、長い待ち
時間、そして待つ間に続く緊張感が続くって感じでしょうか。
ところが実際に行ってみると驚くことだらけでした。まず病院に入ると、大きな吹き抜けがあり開放感たっぷりです。窓の外のきれいな庭も見えます。病院の中の色合いはブルー、グルーン、ベージュ系などあたたかみを感じるトーンで整えられています。
そして病院内の至ることろに、子どもが遊ぶスペースとたくさんの絵本コーナーがあります。絵本もノンタンから鉄道系まで幅広く揃えられています。地下には、パン屋さん。お店で焼いてくれるので美味しいです。
病院のオペレーションも効率化されています。受付を済ますと、携帯電話くらいの大きさの受信機を渡されるのですが、この受信機で自分
たちの順番を知らせてくれます。受信機が鳴れば、指定された病室前で待つ仕組みにな
っているのです。ですから呼ばれるまでの間、フリーに病院内を回れます。
少なくとも一ヶ所でじっと待ち続けなくていいのが有難いです。
今まで自分が持っていた病院のイメージと違いました。
あたたかく迎え、緊張感をほぐす、そして待っている時間を少しでも心地よく過ごせるよう
にする(まぁ子どもなんで、しばらくすると飽きるのですが)。その病院の方針が徹底して
います。先生方の診療、院内薬局、パン屋、併設する保育園に至るまで、本当に細かい
ところまで来られる方をケアすることを考えて、『目配り、気くばり、心くばり』をするスタンス
に驚きました。
この病院の持つトーン&マナー。診療スタンス、話し方、院内の色合い、待ち時間の過ごし
方、オペレーションの効率化など、患者側の持つ不安・不満・困りごとを解消することに全力
を注いでいます。僕はこの姿勢が貫かれているところに感動しました。
病院の持っている雰囲気が、そこに集う人たちの空気感を創り出す。
病院へ行くことは辛いですが、通うこと自体は苦にならない。もし僕が10代でこういう病院
の凄さを肌身で感じていたら、本気で医者を目指したかもしれません。
僕らが本格的にビジネスを始める時がきたら、きっと自分たちのロールモデルのひとつに
なると思っています。いいサービスに触れる機会を持つことは大事だと改めて感じました。(T)
紹介状を持って初めて国立成育医療センターを訪れたのが昨年度末。
やはり病院へ行くというのは緊張します。
ここの病院は、子どもに関する治療や療養をメインにしています。国立病院の持つ
イメージとしては、いわゆる大病院で、どちらかといえば殺風景な感じで、長い待ち
時間、そして待つ間に続く緊張感が続くって感じでしょうか。
ところが実際に行ってみると驚くことだらけでした。まず病院に入ると、大きな吹き抜けがあり開放感たっぷりです。窓の外のきれいな庭も見えます。病院の中の色合いはブルー、グルーン、ベージュ系などあたたかみを感じるトーンで整えられています。
そして病院内の至ることろに、子どもが遊ぶスペースとたくさんの絵本コーナーがあります。絵本もノンタンから鉄道系まで幅広く揃えられています。地下には、パン屋さん。お店で焼いてくれるので美味しいです。
病院のオペレーションも効率化されています。受付を済ますと、携帯電話くらいの大きさの受信機を渡されるのですが、この受信機で自分
たちの順番を知らせてくれます。受信機が鳴れば、指定された病室前で待つ仕組みにな
っているのです。ですから呼ばれるまでの間、フリーに病院内を回れます。
少なくとも一ヶ所でじっと待ち続けなくていいのが有難いです。
今まで自分が持っていた病院のイメージと違いました。
あたたかく迎え、緊張感をほぐす、そして待っている時間を少しでも心地よく過ごせるよう
にする(まぁ子どもなんで、しばらくすると飽きるのですが)。その病院の方針が徹底して
います。先生方の診療、院内薬局、パン屋、併設する保育園に至るまで、本当に細かい
ところまで来られる方をケアすることを考えて、『目配り、気くばり、心くばり』をするスタンス
に驚きました。
この病院の持つトーン&マナー。診療スタンス、話し方、院内の色合い、待ち時間の過ごし
方、オペレーションの効率化など、患者側の持つ不安・不満・困りごとを解消することに全力
を注いでいます。僕はこの姿勢が貫かれているところに感動しました。
病院の持っている雰囲気が、そこに集う人たちの空気感を創り出す。
病院へ行くことは辛いですが、通うこと自体は苦にならない。もし僕が10代でこういう病院
の凄さを肌身で感じていたら、本気で医者を目指したかもしれません。
僕らが本格的にビジネスを始める時がきたら、きっと自分たちのロールモデルのひとつに
なると思っています。いいサービスに触れる機会を持つことは大事だと改めて感じました。(T)