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コラム #143 認知と人気は相関しない話

先日、お笑い芸人であり、絵本作家でもあるキングコングの西野さんのブログを読んでいたく感銘を受けました。

 

信用タレントの時代」という名のタイトルで8月15日のブログに綴られています。

 

 

お笑い芸人は、有料のライブにどれだけ集客できるかは大事なキャッシュポイント。

 

しかし、テレビの露出が増えて、多くの人たちに知られるようになっても有料ライブの集客は増えなかったというのです。

 

(以下、ブログから引用)

 

よく驚かれるのですが、今でも月に40本は寄席の舞台に立っています。

 

これはデビュー当時から変わりません。

 

つまり、かれこれ17年ほど「集客」というものと向き合っているのですが、これだけ向き合っていると、さすがに、「認知度」と「有料客の集客」が比例しないことが分かってきます。

 

それを痛感したのは25歳の頃。

 

『はねるのトびら』の視聴率が毎週20%を超え、それこそショッピングモールでの無料イベントなどは、どこに行っても簡単に数千人が集まり、チヤホヤしていただいていたのですが、有料ライブの集客は、かなり落ち込んでいました。

 

「認知」と「人気」はイコールだと思っていましたが、実はそうではなく、当時、「認知」は上がっていたけれど、「人気」が落ちていたのです。

 

有料ライブ(ダイレクト課金)に必要なのは、「認知」ではなく「人気」で、「人気」の正体は「信用」と言えるでしょう。 

 

認知と人気は相関しない。

 

30年前であれば、テレビに出る人=普段出会えない人=遠い存在でしたから、認知と人気は相関したのかもしれません。

 

しかし、ネット世代からすると、ネタはいつでもYouTubeで観れるしブログやTwitterを通じて、アイドルも芸人も身近に感じることができます。

 

つまり、テレビに出る人=それほど多くない存在、になったのだと思います。

 

たくさんのメディアに露出しても、その人物そのものが信用されていないとわざわざお金を払ってまで応援したいと思わない。

 

今はそんな心理が働いているのだと思います。

 

 

しかし、読みながら、採用では「認知=人気」と捉えて活動する企業も多くあるなぁと思いました。

 

様々なメディアが発表する「就職人気ランキング」が最たるものかもしれません。

 

あのランキングに漂う違和感は、就職人気ではなく、就職”認知”ランキングに過ぎないからだと思うのです。

 

就職人気ランキングが高かったとしても、イコール就職したい会社かと言われるとNoという会社も実は多いのです。

 

時折、就職人気ランキングで上位を獲得するため、就職メディアにたくさん露出する企業があります。

 

でも、「認知」は上がっても、入社したいという「人気」は上がったのでしょうか。

 

認知をあげることに注力するよりも、人気=信用をあげることに力を注いだ方がよっぽどいいと感じます。

 

 

じゃ、認知はあげなくても、人気は獲得できるのか?

 

 

紹介した西野さんのブログの後半を読んで見てください。

 

インターネットTVの中で「即興ピアニスト」として人気を博しているある女性の話が書かれています。

 

彼女は、多くの人に認知はされていませんが、その世界においては多くの視聴者を獲得できる人気者です。

 

我が家の次男がはまっている「アリ生活」を紹介するユーチューバーもそうです。

 

彼らは、ユーザーのニーズを汲み取った企画を作り、ユーザーと対話しながら番組を進行していきます。

 

 

露出にお金をかけて、認知をあげることに注力しすぎると大切なユーザーを見失います。

 

小さな市場でもいいので、ユーザーの声に耳を傾け彼らの信用を勝ち取る活動ができるか。

 

採用活動も、まったく同じだと思います。

 

知る人ぞ知る市場で、人気者。

 

これを目指していくのはどうでしょうか。

 

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滋賀県に生まれる。主流を好まず、マニアックを追求することに喜びを感じる。採用って世界中でやってるのに知らないこと多すぎない?と探究心に火がつき、2009年からこの研究所を立ち上げる。誰も知らない採用情報を仕入れた時はひとりほくそ笑んでいる。

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大阪府に生まれる。食べることが大好きで高校生並みの胃袋を持つ。長年採用に関わってきたがKに誘われ研究所の立ち上げに参画。このネタどこで仕入れたの?とつっこみたくなるほど憎い企業の採用を紹介するのが得意。

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