<オススメ>人事力を高める一冊「戦略人事のビジョン」 |
2014.04.17 Thursday
コヨーテの竹村です。
「いい採用をつくりだすためには、入口から出口まで一貫したデザインが必要。
いい採用をするためにも、人事の基礎が学べる場所が必要だと思った」
そういう想いで企画して、事前説明会を実施し、そこから3か月コースで開催した
「人事の寺小屋」。ちょうど一年前の出来事です。時が経つのははやいですね。
毎回オリジナルテキストをつくっていたのですが、巻末にお勧め本のコーナーを設け
ていました。
今日は、その中の一冊で、本からの学びが深かったものを紹介します。
「戦略人事のビジョン」(八木洋介 金井 壽宏著)
現在、株式会社LIXILグループ 執行役副社長の八木さん、とても話を聞いてみたい方
です。人事のプロフェッショナルの八木さんが共著で、人事としての仕事のスタンスや
考え方等、その経験を公開した一冊。
少し紹介してみますと(引用:戦略人事のビジョン)
・企業の中に「人間のプロ」がいることで社員の生産性を高めることができていれば、
その会社において人事部門の存在意義があるとも言えます。
・人事部門では、日々、さまざまな課題にも直面します。私が真っ先に考えるのは、
社員のやる気が最も高まるオプションはどれかということです。
・人事担当者にとってのリーダーシップとは、権限ではなく見識を持ち、正しいこと
を正しく主張することです。
・大事なことは「過去」からの継続性にとらわれず、「現在」の自分が正しいと信じる
ことを実行に移すことです。
・人事のプロに求められる資質については、、、まずは情熱があることです。会社を「強く
て、よい会社」にしていこうというい熱い気持ち、ほかの人たちに任せるのではなく、
自分がぜひともそれをやるのだという責任感と精神力を持たなくてはいけません。
・結局のところ問われるのは、その人事担当者の人間性や人間力です。
逃げないという軸をもって日々向き合いながら進めていく様子が伝わり、改めて、
心構え、スタンスが大事だなと思いながら読み進めていったことを思い出しました。
「日本の人事部」でも八木さんのインタビュー掲載がありました↓
これからの「人事の果たす役割」を改めて考えみると、
いろんな気づきと学びの多い一冊で、おススメです。
時々読んでいるので、ボロボロですね、、、