--世界のユニークな採用試験を紹介する「面接の研究所」--

株式会社コヨーテのオフィシャルブログへようこそ。当研究所では、世界中の気になる企業の採用現場を調べて、そのユニークな採用試験を紹介しています。取り上げる企業は、誰もが知っている世界的な有名企業もあれば、名前も知らない小さな企業もあります。しかし、ここで取り上げるどんな企業も「仲間を募ることへの強いこだわり、熱い想い」は共通していました。そしてその想いは、求職者までもファンにしてしまうものばかりです。ユニークな採用試験の背景にひそむストーリーを楽しんでください。

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9月セミナー振り返りレポート「若者のリアル」を知って感じたこと
こんにちは、コヨーテ菊池です。
昨日行われたCOYOOTE WORKSHOPをレポートしたいと思います。

今月のテーマは「新20代を研究するマーケッターが語る『今の若者』のリアル」。

そもそもこのテーマをセレクトした理由は、採用広報活動において、マスメディアがなかなか効かなくなった今、ハタチ近くの若者とどのようにコミュニケーションをはかればいいのか、その糸口をつかむことが重要だと感じたからです。

またそのコミュニケーションツールとしての普及しているソーシャルメディアは、その使い方に世代ごとに随分と違いが見られ、人事が若者と近づこうと試みてさっさりスルーされるケースを多く見てきました。これはそもそも若者について本格的に知る必要性が高まってきたと思っています。

そこで、普段私たち人事が接している「就活生」ではなく、リアルな若者と接触しているプロフェッショナルからお話を伺おうと思い、アサツーディ・ケイの藤本耕平さんをお招きしました。



藤本さんは、アサツーディ・ケイに入社後一貫してマーケティング業務に従事しているのですが、若者をターゲットしたブランドを主に担当し、リアルな声を集めるため自身でも1年前から大学生を中心としたいわゆる「意識の高い」学生をネットワークされています。また、様々な場所で講演やセミナーなども行っていらっしゃいます。

メインのお話は2つ。1つ目は「20代前半の若者を動かすには」と題して、彼らの意識価値観・生活スタイルは昔とどのように変化しているのか、そして彼らにはどんな特徴があるのかを、調査データや独自の考察に基づきお話していただきました。

2つ目は、さらに世代を下げて10代の若者研究「今どきのティーンとは」と題して、同じく彼らの生活実態と意識について解説いただきました。

それぞれに印象的だったキーワードを抜粋して共有します。


「自分ものさし」
20代前半の若者は小学校からの個性尊重教育の影響で、物事の価値基準として「自分らしさ」を大切にしているといいます。世間の評価を重視するかつての若者に対して、今の若者は自分のフィーリングを重視するのだそうです。それを「自分ものさし」と表現されていました。

また、「自分らしさ」の解釈も、今と昔は違うそうです。かつては横並びを尊重する教育だったことから、逆に横並びから一歩抜け出したい、自分らしくありたいという願望が強いのですが、今は自分らしいは当たり前で、人と違うことは当然だと思っているのだそうです。

ただ、自分らしくありながらも、むしろ周りとうまく協調していきたいという難しいバランスを保ちたい心情もあるようです。

「つながり願望」
かつては「支えあって生活する時代」だったため、人とつながることは当たり前だったのですが、「自分一人でも生きられる時代」になった今は、人とづながること自体が難しく、つながりは自分から求めないと手に入らないものだという認識が強いそうです。


この「つながり願望」は、SNSの普及にも大きく影響していくのでが、先ほどの「自分ものさし」が邪魔をして、完全につながろうとは思わず、ゆるくて部分的なつながりで満足する傾向があるそうです。

それ以外にも「ノットハングリー」や「ケチ美学」、「せつな主義」など藤本さんの独自のキーワードが非常に印象的でした。

講演を聞いて、「うーん、わかるわー」という思い当たる節があったり、「えーそうなの」という衝撃の事実があったり気づきの多い時間でした。

そして、若者をリアルな生態情報をインプットすればするほど、消化できない自分がいました。それは自分の中に「彼らを理解したい=共感したい」があったのだと思いました。そして、共感が得られないから、「それは間違っている」「正しくはこうだ」と今の若者を修正したくなってしまうのです。

むしろ、ここで聞いた話は彼らを「知る」ためのデータであり、彼らの奥に潜んでいるものを知ることで、お互いに過剰な期待を抱かずにコミュニケーションができるはずだと割り切ることにしました。

ただこれは諦めなどではなく、むしろ健全なコミュニケーションのスタンスではないかとも思います。私たち(かつての?)日本人は同質性の高いコミュニティーにどっぷりと浸かっているので、異質であるものに対して排除するか、同質化を強要してきたのだと思います。しかし、多様な民族が同じ場所に住んでいる日本以外の場所では異質が当たり前で、始めから共感できる関係を求めていません。

むしろお互いに違うんだね、という前提の上でコミュニケーションをし、徐々に打ち解けていくという感じでしょうか。

こう考えると、若者という生き物も、女性や外国人、などと同じく組織におけるダイバーシティー(多様性)の構成要素であるなぁと思いました。

私たちは理解できない若者を排他したり、強要したりするのではなく、そもそも違っててもいいじゃないか、むしろ当たり前だろ、ぐらいの前提に立った上で、効果的なコミュニケーションを模索する必要があると感じたのです。

【お知らせ】
COYOTE CLUB会員の皆さま。今回のセミナーの様子はDVDにまとめてお届けします。完成まで楽しみにお待ちくださいませ。

そして、次回のCOYOTE WORKSHOPは「ひとづて採用」。古くて新しいこの採用手法を実践企業と一緒に成功要因を探ってみませんか?日程は10月23日(水)。詳細は別途ご連絡いたします。お楽しみに!


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滋賀県に生まれる。主流を好まず、マニアックを追求することに喜びを感じる。採用って世界中でやってるのに知らないこと多すぎない?と探究心に火がつき、2009年からこの研究所を立ち上げる。誰も知らない採用情報を仕入れた時はひとりほくそ笑んでいる。

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大阪府に生まれる。食べることが大好きで高校生並みの胃袋を持つ。長年採用に関わってきたがKに誘われ研究所の立ち上げに参画。このネタどこで仕入れたの?とつっこみたくなるほど憎い企業の採用を紹介するのが得意。

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