![]() |
【CWレポート7月】日本介護福祉G佐藤さんと語る『面接の極意』について |
2012.07.21 Saturday
こんにちは、コヨーテ菊池でございます。
今回は、7月19日(木)に行いました、COYOTE WORKSHOP7月のレポートをお送りいたします。
早速、今回のスケジュールです。
毎回4つのトピックスに分けてプログラムしていますが、今回はインタラクティブに話しあうセッションが多いため、3つに絞りました。
ちなみに、このWORKSHOPの目指したい雰囲気としては、学校の授業というよりは、文化祭の企画をつくるホームルームのような感じ。今回から服装も少しカジュアルにさせていただきました(^O^)
これからお越しいただく皆さま、スーツにネクタイは必要ございませんよ。

というわけで、冒頭は近くに座っている方同士で自己紹介。
「最近、新たにはじめたこと/挑戦したこと」というテーマで話し合っていただきました。
(私の挑戦は、今度開催されるアクアスロンへの参加と、そのためのクロールの特訓です!)

そして、1つ目のコーナー「今月の行ってきました」。
今月は、三鷹に本社をおく「あきゅらいず美養品」さんにお邪魔し、代表の南沢さんから伺ったお話を共有しました。
あきゅらいず美養品さんは、スキンケアを中心とした製品の企画・販売を行なっており、「シンプルな贅沢」というコンセプトや、高い品質と顧客対応で人気の会社です。
オフィスは、吉祥寺からバスで15分程度。かつて倉庫だったとは思えないほど、緑や木などを多く取り入れた癒しの空間になっていました。
代表の南沢さん、ホームページのコラムなどでご自身の半生を語っておられます。
ちょっと涙なしには読めないほど苦労を重ねた人生を送っておられ、実際にはどんな方なのか少し緊張してインタビューにのぞみました。
しかし、そんな緊張もものの数秒で吹き飛んでしまうぐらい、穏やかで優しい雰囲気をお持ちの素敵な女性でした。
そして、お話をはじめて5分ぐらいで自らの小学校の時の頃のお話してくださるほどオープンな方。そこで語られた南沢さんの今でも変わらぬ想いは「みんなが居心地が良いと思える場所をつくる」というものでした。
驚くのが、南沢さんの考える「みんな」とは、従業員、取引先企業、お客様、だけでなく地域のひとたちまで含まれていることです。
それは、地域開放の社員食堂「森の食堂」や、ヨガやバザー・文化祭など楽しみながら学べる場所「森の学校」という、場を作ることで具現化されています。
その食堂でランチもご馳走になりながら、約3時間。たくさんの社員さんにもお会いさせていただき、濃密な時間を過ごしてきました。
その中でも印象的だったのは採用担当の平野さん。
事前にチェックした採用ホームページがかなりユニークだったこともあり、きっと採用についてもこだわりが強くあるのだろうと思っていたのですが、そのとおりでした。(HPはぜひ一度御覧ください)
平野さんの活動は採用だけでなく、昨年に「みんなちがってみんないい〜変人社会人と仕事について考えよう」という少し変わった就職支援イベントを行ったり、小学生向けのインターンシップなども企画しています。
コヨーテとしては、これほど興味深い活動は是非みんなにシェアしたいと思い、平野さんに当日お越しいただき、その活動にかける想いなどをお伺いしました。

お話を伺っていくにつれ、平野さんの魅力にどんどん引きこまれます。
会場全体が、平野さんの温かいパワーに包まれた時間でした。

ちなみに、こちら(左)が今度実施する小学生インターンシップのチラシ。
森の食堂でメニューやサービスを子供たちが考え、実際に提供するところまでを体験します。
そして、右のチラシが、現在森の学校で開催している「森人展」。アートと社会をつなぐ10日間と題した素敵なイベントです。

さて、続きまして今月の採用トピックスは「インターンシップ」について。
すでに多くの会社が取り入れているインターンシップですが、コヨーテではこれまでの歴史や、少し変わった導入事例などを紹介し、これからのインターンシップの可能性について考えてもらいました。
その中で取り上げた事例のひとつが、山梨県にある「佐藤農園」さんのインターンシップ。農園でインターンシップ?アルバイトでないの?とおもわれる人も多いでしょうが、非常に人気の高いインターンシップなのです。
企画者の佐藤さんは、元ビジネスマン。そうしたビジネスセンスを活かしたインターンシップは、果物の生産→流通→販売を通じて、マーケティングの一連の流れを経験できる貴重なビジネス体験になると学生に評判なのです。
初年度は、15名程度の受入れだったものが、今年度は70名近いインターンシップ生を受け入れるまでになっています。
インターンシップ=採用直結だけではなく、活用方法によっては様々な効用がありそうです。
今後もコヨーテがウォッチしていきたいテーマです。

最後は、COYOTE TALK SHOW。業界の魅力ある方々をおよびして、お話いただくこの企画。今回は、日本介護福祉グループで人事責任者を担当されている佐藤文雄さんに登壇いただきました。
実はコヨーテ菊池は、佐藤さんともう7年近いお付き合いなのです。
佐藤さんのすごいところは、面接における学生とのやりとり。
多くの学生達が「こんな面接初めてでした!」と言いい、時に涙するひともいるその面接について、みんなで共有したいと思い、この場が実現しました。
また、みんなでテーマを深く追求していきたいと思い、少し陣形も変えてみました。
佐藤さんの面接はいわゆる教科書的な面接手法ではなく、佐藤メソッドと言えるぐらいの独自のスタイル。
志望動機は聞かない。相手の本気を見分ける「過去・現在・未来」の質問。
スーパーのレジでのちょっと困った想定問題、などなど。
参加された皆さんからの発言や質問も加わり、更に議論が深まりました。
佐藤さんの面接には、「会社が求めている人材かどうか」の判断だけでなく、この学生はどんな人生をおくるのが幸せなのか、という学生側に踏み込んだ姿勢があります。
きっと、そうした姿勢が、閉じていた学生(相手)の心を開かせ、これまで誰にも話したことがないような話が自然と出たり、気づかなかった自分の一面を知ってしまい、涙するのだと思います。
佐藤さんの人事歴は19年。この期間、熱量を保ちながら続けていられているのは、おそらく単に仕事だからではなく、面接をきっかけに目の前の学生の人生を応援したいという使命感にも似た想いがあるからだと感じます。
採用に関わる人間として、大事にしておきたい想いですね。

最後は、振り返りセッション。
お隣同士で今回得た学びや気づきをシェアしてもらいました。
最後に、今回のWORKSHOPにご協力いただきました平野さん、佐藤さん、どうもありがとうございました。
また、ご参加いただきました皆さまも、積極的なご参加、ありがとうございました。
来月も楽しみにお待ちくださいませ!

【ご案内】次回のCOYOTE WORKSHOPについて
<概要>
日時 8月29日(水) 19時〜(18時40分開場)
場所 クラブハウス青山(青山一丁目徒歩2分・DFビル5F)
<内容>
今回のCOYOTE TALK SHOWにはソーシャルリクルーティングの先駆者であり、オピニオンリーダーであるITmediaの人事担当 浦野さんにお越しいただきます。浦野さんのお話はいつも本質的で私も勉強になることばかり。今回は色々とざっくばらんに今の日本の採用で感じていること、課題感などもお伺いしたいと思っています。また、今月行えなかった海外での採用事例もお届けします。どうぞ、お楽しみに!
▷COYOTE CLUB FIRST TICKETで初回は無料です。
また、興味のありそうなお友達がいらっしゃいましたら、是非内容をシェア、ご紹介いただけると助かります。
▷COYOTE CLUB について
『採用力を高めるための会員制のビジネスコミュニティ』
コヨーテがこれまで調べた様々な採用事例を紹介しながら、自社に役立つノウハウや最新の採用トピックスを学ぶ会員制コミュニティです。毎月採用に関わる課題をもうけて開催されるCOYOTE WORKSHOPや、ユニークなゲストを呼んで交流を深めるトークイベントへの参加など、会員特典が盛りだくさんです。過去のイベントなどはこちらのページをご覧ください。<コヨーテクラブ詳細ページ >
皆さまのお越しをお待ちしております。