コラム #129 入社式は「WELCOME」を伝える日 |
2012.04.05 Thursday
こんにちは、コヨーテ菊池です。
ずいぶん久しぶりの記事になってしまいました。
なかなか暖かい太陽がのぼらず、そして想定外の嵐と、
天候が落ち着かないのですが、ようやく春らしくなって来ましたね。
春といえば、入社式。
昨年は震災直後ということもあり、自粛した企業も多くあったのですが
今年は、各社様々な思考をこらして入社式を行なっていたようです。
過去、このブログではユニークな入社式をいくつか取り上げました。
三菱鉛筆さんの「鉛筆削り入社式」
なれない手つきで鉛筆を小刀で削る新入社員たち。これからパートナーとなる鉛筆で、入社後の決意をカードに書き込むそうです。削った鉛筆とカードは大切な宝物になるのでしょうね。
靴クリームの製造・販売を手がけるコロンブスさんの「靴磨き入社式」
すでに歴史のあるイベントのようで、新入社員と先輩社員がお互いの靴を磨き合う交流を図るのだそうです。「お互い」というのが大切ですね。商品への愛着を持ってもらう上でも印象に残るイベントです。
不安の多い新入社員を、萎縮させずにパフォーマンスを発揮してもらうために
入社するこの日をどう演出するはとても大切だと思います。
多くは、社長などの偉い方のお話があったり、
新入社員の「がんばります」宣言があったりがスタンダードですが
やはり、そこにひと工夫加えることをお勧めします。
テーマは「WELCOME THE TEAM」の演出です。
例えば、世田谷にある成城こばやし動物病院さんでは
入社するスタッフを迎え入れる際に「WELCOME ポスター」を作って
入社の少し前からオフィス内に張り出します。
手づくりでとても温かみのあるポスターですよね。
先輩スタッフたちは、このポスターを見て
「へー、今度入ってくる子、剣道やってだんだ。わたしと一緒」
「あ、出身の小学校、わたし地元の近くだ」
なんて共通点を見出したりできるので、会話の糸口がみつかりやすいです。
また、さりげなく「お酒飲めますか」と聞いているあたりが
優しい心づかいを感じますね。
新入社員は飲み会でお酌をされると、断りづらいものです。
さりげなく、こんなことを事前に伝える場面があれば、先輩も無理強いはしません。
そして、スマイルズさんの入社式も、とっても素敵です。
入社式の様子は遠山社長のブログで紹介されていますが
遠山社長と同じメガネ・七三分けで登場する新入社員たちなど、最高です。
ぜひ一度ご覧ください。
ブログの最後に、人事の吉田さんが作成した入社式動画が載っています。
イベントの雰囲気は伝わるのではないでしょうか?
スマイルズさんは「ファミリー制度」といって、まさに家族のように新入社員を受け入れる仕組みがあります。
僕は見終わったあと、会社全体で「ようこそ!」と言っているのが伝わってきました。
ホテルを借りて、厳かな入社式もいいですが
今回紹介した2社は、てづくりでWELCOMEの気持ちを伝えているとてもいい事例だと思います。
温かい気持ちが伝わってきましたよね。
みなさんも「どうやってWELCOME THE TEAMの気持ちを伝えるのか?」
入社前みんなでアイデアを出しあう、そんな作戦会議を今後やってみませんか。(K)
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