--世界のユニークな採用試験を紹介する「面接の研究所」--

株式会社コヨーテのオフィシャルブログへようこそ。当研究所では、世界中の気になる企業の採用現場を調べて、そのユニークな採用試験を紹介しています。取り上げる企業は、誰もが知っている世界的な有名企業もあれば、名前も知らない小さな企業もあります。しかし、ここで取り上げるどんな企業も「仲間を募ることへの強いこだわり、熱い想い」は共通していました。そしてその想いは、求職者までもファンにしてしまうものばかりです。ユニークな採用試験の背景にひそむストーリーを楽しんでください。

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【特別対談】第3話 スマイルズ遠山さん×スターブランド村尾さん
 ユニークなひとたちの頭の中
―独自の切り口、思考はどうやって生まれるのか―

このシリーズに登場するのは、これまでとは違ったものの見方をして、違った解釈を加え、私たちに新しい世界を見せてくれるひとたち。そんなユニークなひとたちの頭の中は、いったいどうなっているのだろう?そんな好奇心からコヨーテ菊池が根掘り葉掘りインタビューした内容をやわらかく楽しく、ご紹介する連載企画です。 

<CONTENTS>
トップ:スマイルズ遠山さん×スターブランド遠山さんプロフィール(こちら)
第1話:ビジネスとアートって同じようなものなんです。(こちら
第2話:ビジネスをフリーハンドで描く時代。 (こちら
第3話:ミュージシャンのビジネスモデル。


第3話 ミュージシャンのビジネスモデル。  

村尾:最近の成功している小さな会社は、
   ミュージシャンのビジネスモデルを
   持っているんです。

菊池:どういうことですか?





村尾:ミュージシャンにはお客さんっていないですよね。
   いるのはお客さんじゃなく、ファン。
   ファンは、CDが出るっていったら、
   自ら予約して買ってくれる。
   ブログを始めたら、毎日チェックしてくれる。
   ファン同士の交流もありますよね。
   こちらが黙っていても、情報を広めてくれるんです。



























菊池:お客さんではなく、ファンですか。

村尾:そうそう。
   結局は、その人のセンスや発信していることに
   共感してくれる人たちによってビジネスが成り立っ  
   ている。

   これからは、この人、この会社のセンスが好き、
   と言ってくれるファンをどれだけ増やせるかが
   重要だと思います。

遠山:同感ですね。
   うちもセンスはとても大切にしています。
   
   私、かっこ悪いとか、恥ずかしい、ダサいってい
   うのが本当に嫌で。
   
   ブランドも会社も同じ。
   自分自身を見てもらっている感覚に近いですね。
   だから、お店の広告のポスターが
   ちょっと曲がっているっていうだけで許せない。

菊池:そうしたセンスに気を配っていることは
   すべてのブランドを通じて感じますね
   だから、ファンが多い。
 
村尾:そうですよね。
   私も、スマイルズさんがやっている全事業
   のヘビーユーザーですから(笑)。

   次にスマイルズさんが何をするんだろうって
   すごく気になりますし、
   何か新しいブランドが出たら、必ず行きます。
   
   これはスマイルズさんが、
   ミュージシャンのビジネスモデルを
   完成させているってことだと思うんです。

   最近の企業の多くは、
   お客さんの声を聞きすぎてうまくいかない事が多い。

   結局、お客さんも何が欲しいのか
   わからないんですよ。

菊池:たしかに。モノが溢れてますからね。

村尾:だから、企業側が「うちのセンスはこれだ!」
   という商品をリリースして世に問う。

   そういう意味では
   再びプロダクトアウトの時代になってきている
   のではないでしょうか。

   しかし、単なる製品の販売ではなく
   センスやコンセプトというものと一緒に世に出す。
 























菊池:遠山さん、そのようにセンスを上手に経営に
   活かすには、何が大切だと思いますか?

遠山:うちの会社がうまく成り立っているのは、
   マネジメントができるビジネスパーソンが
   経営にも現場にも、ちゃんといるからだと思います。
   やっぱりアーティストだけじゃダメなんですよね。

   あと、順番が大事で。
   僕がトップにいるからいいんだと思います。
   これ、逆だとダメで。

菊池:どうしてですか?

遠山:付け加えると、合理的な社長や上司の下って
   ことだけど。
   会社って、未来はどうなるかわからないけれど、
   より合理的に見えるような数字を並べたてて
   行く先を決めていきますよね。
   自分たちをだましながらやっていくでしょ。
   わからないながらも。

菊池:そうですね(笑)

遠山:でも、センスとか、好き嫌いの問題って
   うまく説明できないじゃないですか。
   数字では出てこない感覚なんです。

   それこそ、黒がいいという人が多いという
   データがあっても
   自分は白が好きだっていうこともある。
   でも、データで見せられたほうが、
   説得力があるでしょ、やっぱり。

   だから、もしトップが合理的な人だったら、
   なかなか言葉で説明できない感覚的な部分を
   通すのはうまくいかないんじゃないかと。

菊池:たしかに。

遠山:前職時代は、ありがたい事に上司に恵まれたから、
   起業するときもうまくいったけど、
   いま、また大きな組織にいって同じことをやれって
   言われても無理ですよ。
   「遠山くん、これ、3年後どうなるの?」
   って聞かれても、
   「わかんないです」、なんて言ったら、
   普通アウトでしょ(笑)



























一同:(笑)。

遠山:ハイブリッドっていうかね
   ビジネス脳とアート脳
   両方あるからいいのかもしれないですね。

菊池:これまで多くの企業はビジネス脳をもったひとの
   採用や教育を重視してきました。
   これからは、感性や表現力が豊かな人材を採用したり
   育てるってことも大切になってくるのでしょうね。
   
村尾:そうですね。
   ビジネス書もいいですが
   美術館やライブを見に行ったり
   そんな時間が新しい発想を生み出す
   感性を磨いていくのだと思いますよ。

菊池:今日はとても興味深い話がたくさん伺えました。
   遠山さんと村尾さんの頭の中が
   少しのぞけた気がします(笑)!
   
   ありがとうございます!!

   (おわり)



最後は、スマイルズさんのセミナールーム内で、ふたりの記念写真をパチリ。テーマは、フランスにいるおじさんの家に遊びに来た親戚の男の子、らしいです(笑)。

これまでのビジネス常識や慣習にとらわれることなく、おふたりの頭の中には、これまで自らの経験と感性で磨かれた「ビジネスのやり方」が詰まっていました。そして、実に楽しそうに新しいビジネスを生み出していくその姿に、ひとは引き寄せられるのでしょうね。

<コヨーテよりお知らせ>

遠山さんや村尾さんのようなユニークな発想力を身につけよう!
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滋賀県に生まれる。主流を好まず、マニアックを追求することに喜びを感じる。採用って世界中でやってるのに知らないこと多すぎない?と探究心に火がつき、2009年からこの研究所を立ち上げる。誰も知らない採用情報を仕入れた時はひとりほくそ笑んでいる。

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大阪府に生まれる。食べることが大好きで高校生並みの胃袋を持つ。長年採用に関わってきたがKに誘われ研究所の立ち上げに参画。このネタどこで仕入れたの?とつっこみたくなるほど憎い企業の採用を紹介するのが得意。

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