--世界のユニークな採用試験を紹介する「面接の研究所」--

株式会社コヨーテのオフィシャルブログへようこそ。当研究所では、世界中の気になる企業の採用現場を調べて、そのユニークな採用試験を紹介しています。取り上げる企業は、誰もが知っている世界的な有名企業もあれば、名前も知らない小さな企業もあります。しかし、ここで取り上げるどんな企業も「仲間を募ることへの強いこだわり、熱い想い」は共通していました。そしてその想いは、求職者までもファンにしてしまうものばかりです。ユニークな採用試験の背景にひそむストーリーを楽しんでください。

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【特別対談】第2話 スマイルズ遠山さん×スターブランド村尾さん
ユニークなひとたちの頭の中
―独自の切り口、思考はどうやって生まれるのか―

このシリーズに登場するのは、これまでとは違ったものの見方をして、違った解釈を加え、私たちに新しい世界を見せてくれるひとたち。そんなユニークなひとたちの頭の中は、いったいどうなっているのだろう?そんな好奇心からコヨーテ菊池が根掘り葉掘りインタビューした内容をやわらかく楽しく、ご紹介する連載企画です。 

<CONTENTS>
トップ:スマイルズ遠山さん×スターブランド遠山さんプロフィール(こちら)
第1話:ビジネスとアートって同じようなものなんです。(こちら
第2話:ビジネスをフリーハンドで描く時代。 
第3話:ミュージシャンのビジネスモデル。(こちら


第2話 ビジネスをフリーハンドで描く時代。  


菊池:先ほど遠山さんから、アートとビジネスの関係性に
   ついて話がありましたが、村尾さんはこの点につい
   てどうお考えですか?



村尾:遠山さんと同意見ですね。
   実は、アメリカでは MBAよりもMFAが注目され
   ているんですよ。

菊池:MFAとはなんですか?

村尾:マスターオブファインアーツ。
   芸術学の修士のことです。
   経営学よりも芸術学。
   アートの力がないと、起業家、経営者は成功しない
   と盛んにいわれるようになったんですね。
   無から何かを作り出し、それをアートのように見せ  
   ていく。そういうのが、ビジネスセンスだと。

菊池:なぜそのように言われるようになったのでしょう?

村尾:昔はたとえるなら、ぬり絵の時代。
   用意された成功モデルのフォーマットを
   塗りつぶしていけばよかったんですよ。

   でも、今は成功できるビジネスモデルが描きにくくな
   りました。
   ほぼ白紙の状態なんです。
  
   そこにフリーハンドで描く能力、
   アーティスティックなセンスが必要なんです。


   

遠山:たしかに、昔の、とくに高度経済成長のときは、
   やれば勝てる。そういう時代でしたね。

   でも私は従来の連戦連勝のビジネスには、
   違和感を感じてました。
   特殊な仕掛けの中にいたとというか。

   しかし、いまや日本は、野球でたとえると、
   1軍だったのが2軍、3軍に落ちてしまった感じです。
   
   やっても、やっても、負けることもあるし、
   どうやって勝てばいいかも
   わからなくなっている気がします。

村尾:そうですね。
   だからこそ、世の中の人々をあっと驚かせ魅了する
   アーティスティックな経営者が
   求められているんだと思います。
   遠山さんは、まさに新しい経営者像ですね。

菊池:たしかに、そうですね。
   では村尾さんご自身はいかがですか?
   僕からしたら、村尾さんも相当なアーティストです(笑)。

村尾:そうですか(笑)。
   でも、アーティストという前に
   私の根底には、人を喜ばせたい、
   楽しんでもらいたいという気持ちが強くあります。
   遠山さんも、きっとそうだと思います。
   遠山さんは手品もお得意ですよね?

遠山:よくご存じですね(笑)



村尾:僕は、アメリカでピエロ学校を卒業している
   本物のピエロなんです。

   だから、いつもピエロとビジネスを
   結び付けて考えています。
   きっと、遠山さんも、アートも手品も
   全部ビジネスと結び付けて考えていると思うんです  
   よね。

   すべてのビジネスを「Show business」に変える力。
   これが大事だと思ってます。

菊池:なるほど、喜ばせたい、感動させたいという気持ち
   をビジネスを使って表現するわけですね。
   どうすれば、その表現力は身につきますか?

村尾:私はビジネス書やビジネスセミナーなどではなく、
   やはりアートや音楽から学ぶことが多いですね。

   たとえば、ブルーマンのライブに行ったら、
   開演するまでのファンの待たせ方がいいな、と感じ
   る。では自分の店に並んでくれているお客さんにも、
   こんなことをしたらいいんじゃないか、とかね。
   ビジネスでの応用を考えてみるんです。

   良い文章を書きたいなら、
   シェイクスピアのような美しい文章に
   触れることですね。

   ですからライブや美術館にはよく行きますし
   国内外問わず漫画や映画もよく観ます。

   色んなジャンルのアーティストから刺激をもらい、
   週末に見たもの、感じたことを、
   いかに月曜日からのビジネスに落としこんでいくか。
  
   仕事とプライベートの垣根なく、常にビジネスと
   アートを結び付けるようにしています。

   (つづく)


ビジネスの正解が存在して、カタチを彩れば成長できた「塗り絵の時代」から、ビジネスの正解がなく、自ら産み出していく「フリーハンドで描く時代へ」。村尾さんのこの言葉は、今のビジネスのあり方をわかりやすく表現してされていると感じました。それにともない時代に求められるスキルも変わってきているのですね。遠山さんの「一軍で連戦連勝だった日本が、今や二軍三軍のようになっている」という言葉も象徴的ですね。こうした時代を的確にとらえるセンスが、多くのひとたちを魅了しているのですね。

<コヨーテよりお知らせ>

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滋賀県に生まれる。主流を好まず、マニアックを追求することに喜びを感じる。採用って世界中でやってるのに知らないこと多すぎない?と探究心に火がつき、2009年からこの研究所を立ち上げる。誰も知らない採用情報を仕入れた時はひとりほくそ笑んでいる。

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大阪府に生まれる。食べることが大好きで高校生並みの胃袋を持つ。長年採用に関わってきたがKに誘われ研究所の立ち上げに参画。このネタどこで仕入れたの?とつっこみたくなるほど憎い企業の採用を紹介するのが得意。

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