レポート#083 D&DEPARTMENTの採用スタンス |
2012.01.22 Sunday
ふらりと休日に立ち寄るお店、D&DEPARTMENT。デザイン生活雑貨、家具、小物を扱っているのですが、いい感じの商品がたくさん並んでいるので九品仏にある東京店に休日についつい立ち寄ります。
そのD&DEPARTMENTの創業者ナガオカケンメイさんの採用に対するスタンスが語られていたので、ふれてみたいと思います。
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スタッフとの出会いはまさに運命そのものです何かを始めようと思った時、こちらがそう考える思いと、ここで働きたいという思う気持ちがが面接という一瞬で重なる。僕は数百人との面接を経験して、ひとつの答えを持っています。
「面接という短い時間では判断できない」と。熱烈な人でも簡単に辞めて行ってしまいますし、やる気のなさそうな人が後になってとんでもなく重要なポジションを確立することがありました。
つまり「やってみなければお互いにわからない」ということです。面接側が雇用者優位というスタンスではなく、一緒に「働いてほしい」と常に願っていなければ、いい人材は集まらないと考えています。
では何を見るかといえば、履歴書であれば、写真の顔の目つき、そこに緊張感があるか。そして履歴書自体から信念が感じられるか。応募者の方は、履歴書の写真から面接が始っているとは思わないかもしれませんが、やる気のない人は写真のどんな小さな表情にも映し出されます
そこは第一印象に近いものかもしれませんが、アーティストや著名人が自分ポートレイトにこだわるような感じがここにほしい。気迫のこもっていないものは、履歴書に限らず、すぐにわかります。
実際に面接するとき、もし応募者が自分が入りたいはずのショップに来たのが、その日初めてだった。なんて平然と言う人は、その時点で落とします。そんな人とは一緒に仕事ができないのです。
さらに面接結果が出る前に、働きたい職場であるショップに再度、足を運ばない人も落とします。できれば面接の夜とかに彼女とお茶でも飲みに来るような人。そんな人が理想です。
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細かなところ、ラスト10%のツメがどこまであらわれているかを感じ取ります。面接を受けにくる以上、そこにたどり着くまでにどんなストーリーがあるのか、そこを知るスタンスで面接をするのですね。
採用した後って、そのチーム、集団に大きな影響があります。だからいい影響力が「いいもの」であってほしい。こんな人にぜひ来てほしいという想いが強ければ、経営者は細かいところまでみていきますし、応募者がどういう想いで面接会場に来ているかも知りたいと思います。
私も、学生時代アルバイトしていたお店には、面接前にお客さんとして実際にお店の雰囲気をみたりして自分が働きたいと感じられるか、さりげなく見に行っていたことを思い出しました。
さて、D&DEPARTMENTでは、事業のひとつとして出版も行っているのですが、「d design travel show 山梨」という本の発売を記念して、1/28に発売記念スライドトークのイベントが開催されます。ナガオカ編集長のこだわりも見れるそうです。
申し込もうと思ったら、締め切っていました。。でも当日にUSTREAMで配信あるようなので、そちらで楽しみます。
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