レポート#082 バイテック・グローバル・ジャパン「プラモ試験」 |
2012.01.14 Saturday
株式会社バイテック・グローバル・ジャパンは、コンフォート技術(硬い入れ歯の裏面を生体用のシリコーンで覆う)を活用した入れ歯をつくるサポートをしていて、2004年に設立した会社です。
歯科技工士としての適性を実技試験を通してみる。その試験は、事業内容や求められる素養も見れて、かつトライしている学生さんも一生懸命ながらも楽しめるところもあっていいですね。
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事業の内容が、コンフォート加工や一般歯科技工という分野のため、「歯科技工士」と言われる入れ歯や差し歯などの製作加工を行う医療系技術専門職を採用しています。
採用する学生さんは、歯科技工技術士学校卒業見込みの方が対象になるのですが、実技試験で新たな取り組みをしています。そのユニークな採用方法は過去に複数のメディアに取り上げられていました。どのような採用試験だったのか、どんな目的がその採用試験に隠されていたのか、ふれてみたいと思います。
その試験が「ガンプラ面接」といわれる内容です。私の世代であればピンときますが、あの「ガンダムのプラモデルづくり」が採用試験にとりいれられています。
面接は、集団面接形式で1回あたり、3〜5名で行うスタイルです。試験で出される課題は、制限時間内に指定された「ガンプラ(シャア専用ザク)を完成させること。さらに課題のプラモデルは、MS-06S シャア専用ザク(バンダイ製)と実に細かいところまで決めています。このあたりのこだわりも面白そうな感じが伝わってきますね。
その試験のルールは、制限時間3時間で、プラモデルに行う塗装は、実物とは違うイメージで塗装すること、必ず3色以上使用することと決められています。その他、必ず全員が完成させること、色は各色1本ずつしか用意しないので、協力し合って使用することというのがあります。実に設計が細かいです。
では面接ではどういうポイントを見ているのでしょうか。ひとつは、工程の組み立て方・手際(手先の器用さ)・作業の丁寧さといった、技術職に求められる基本スキルです。もうひとつのポイントは、「必ず全員が完成させること」という条件の下、初対面同士の学生の協調性、主体性を見ます。
そして実際にこの試験を行うにあたって、入社一年目の歯科技工士の社員がデモンストレーションとして、その試験と同じ内容をやっています。これは日本電産社の採用試験でもふれましたが、事前にやってみることで試験で実際に想定したこと見れるか検証できるので、とても大切ですね。
歯科技工士としての適性を実技試験を通してみる。その試験は、事業内容や求められる素養も見れて、かつトライしている学生さんも一生懸命ながらも楽しめるところもあっていいですね。
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