レポート#081 コミーの採用 「なぜを問い続ける」 |
2011.12.30 Friday
小宮山社長の経営スタンスが共感を呼び、今多くのメディアで取り上げられているコミー株式会社。
最近ではNHK教育テレビ「仕事学のすすめ」でも数回にわたって放送され、会社の大切にする価値観などが世に知られてきています。
埼玉県川口市に本社を置き、社員20名程のコミー社。でもその製品は、普段私たちが何気によく目にするものです。たとえば、コンビニエンスストアやスーパーなどの天井や壁についている防犯用のミラー、銀行のATMについている覗き見防止用の「後方確認ミラー」などです。
また航空機の客室の手荷物入れの中に設置している、忘れ物防止用の鏡ででは、アシアナ航空、カタール航空、キャセイパシフィック航空、海南航空、マレーシア航空、シンガポール航空・・・など世界各国の航空会社がコミーの製品を導入するなど、その技術、品質の高さで世界的な評価を受けており、世界を舞台に市場を開拓しています。
そんなコミー社では、問題解決能力を高めるために「なぜ?」「どうしてそう思う?」「なんでそうする必要があるのですか?」などこれでもかというくらい、問い続けることが日課になっています。
この様子は先般放送された「仕事学のすすめ」でも出ていましたが、社員全員がひとつのテーブルを囲み、朝8時間半から30分朝会を行う中で「なぜ?」が繰り返されていました。小宮山社長はソフトな感じなんですが、粘り強く、深堀していく質問のスタンスでしたね。
そんな小宮山社長の採用に関するエピソードも「らしさ」が出ています。
2007年に入社した後関さんの社長との面談に様子ですが・・・
後関さん「仮に私が入社したとして3年後、5年後に期待されることはどういうことですか」と質問。
小宮山社長、少し間をおいて「考え続けることだな」と回答し、さらに続けて
「『社長が指示したからやりました』。もし社員がそんなことを言ったら、俺は怒鳴りつけなくちゃいけないんだ」と。
その時、後関さん「考え続ける」の意味が何となく腹に落ちたそうです。実際に入すると予想を超えていたそうですが。
この考え続けることの真髄については、リクルーティングサイトのコーナーのひとつに『「なぜ?」「どうして?」を考え続けることが好きな人へ!』の中で理由が細かく綴られています。
最後に、小宮山社長の経営哲学がすてきだなと思いましたので、少し紹介させていただきます。
「私には独自の経営哲学があります。他の会社と戦わない、ということです。日本企業の多くは絶えざる競争の中で生きています。でも戦いはそれだけでくたびれる。限られた獲物を争って獲る『狩猟民族』ではなく、限られた場所で種をまきじっくり育てる『農耕民族』でありたい。他社が競争で使うエネルギーを、コミーは創造に向ける。これが会社員生活で自分を生かせなかった私が選んだ道です。(この農耕民族的企業のフレーズは、リクルーティングサイトの「コミーはこんな会社です」にも触れられています。)
考え続けることを大切にしているコミー社。面接でも、リクルーティングサイトの中でも、大切にしていることの軸がぶれていないです。そして採用情報の文面を丹念にみていくと、そこに自分たちで考えて作り上げる姿勢がよく見えてきました。その採用スタンスのこだわりもビジネス同様ユニークですてきですね。
先日の放映でうっていた、コミー本社の外観です。
最近ではNHK教育テレビ「仕事学のすすめ」でも数回にわたって放送され、会社の大切にする価値観などが世に知られてきています。
埼玉県川口市に本社を置き、社員20名程のコミー社。でもその製品は、普段私たちが何気によく目にするものです。たとえば、コンビニエンスストアやスーパーなどの天井や壁についている防犯用のミラー、銀行のATMについている覗き見防止用の「後方確認ミラー」などです。
また航空機の客室の手荷物入れの中に設置している、忘れ物防止用の鏡ででは、アシアナ航空、カタール航空、キャセイパシフィック航空、海南航空、マレーシア航空、シンガポール航空・・・など世界各国の航空会社がコミーの製品を導入するなど、その技術、品質の高さで世界的な評価を受けており、世界を舞台に市場を開拓しています。
そんなコミー社では、問題解決能力を高めるために「なぜ?」「どうしてそう思う?」「なんでそうする必要があるのですか?」などこれでもかというくらい、問い続けることが日課になっています。
この様子は先般放送された「仕事学のすすめ」でも出ていましたが、社員全員がひとつのテーブルを囲み、朝8時間半から30分朝会を行う中で「なぜ?」が繰り返されていました。小宮山社長はソフトな感じなんですが、粘り強く、深堀していく質問のスタンスでしたね。
そんな小宮山社長の採用に関するエピソードも「らしさ」が出ています。
2007年に入社した後関さんの社長との面談に様子ですが・・・
後関さん「仮に私が入社したとして3年後、5年後に期待されることはどういうことですか」と質問。
小宮山社長、少し間をおいて「考え続けることだな」と回答し、さらに続けて
「『社長が指示したからやりました』。もし社員がそんなことを言ったら、俺は怒鳴りつけなくちゃいけないんだ」と。
その時、後関さん「考え続ける」の意味が何となく腹に落ちたそうです。実際に入すると予想を超えていたそうですが。
この考え続けることの真髄については、リクルーティングサイトのコーナーのひとつに『「なぜ?」「どうして?」を考え続けることが好きな人へ!』の中で理由が細かく綴られています。
最後に、小宮山社長の経営哲学がすてきだなと思いましたので、少し紹介させていただきます。
「私には独自の経営哲学があります。他の会社と戦わない、ということです。日本企業の多くは絶えざる競争の中で生きています。でも戦いはそれだけでくたびれる。限られた獲物を争って獲る『狩猟民族』ではなく、限られた場所で種をまきじっくり育てる『農耕民族』でありたい。他社が競争で使うエネルギーを、コミーは創造に向ける。これが会社員生活で自分を生かせなかった私が選んだ道です。(この農耕民族的企業のフレーズは、リクルーティングサイトの「コミーはこんな会社です」にも触れられています。)
考え続けることを大切にしているコミー社。面接でも、リクルーティングサイトの中でも、大切にしていることの軸がぶれていないです。そして採用情報の文面を丹念にみていくと、そこに自分たちで考えて作り上げる姿勢がよく見えてきました。その採用スタンスのこだわりもビジネス同様ユニークですてきですね。
先日の放映でうっていた、コミー本社の外観です。