レポート#062 EC studioの採用 『体験入社』 |
売上アップに繋げるホームページ支援サービスや業務効率を上げる
ためのグループウェア/ソフトウェアの販売など、IT活用のビジネスを
展開している株式会社EC studio。
リンクアンドモチベーション社の組織診断において2年連続で「日本一
社員満足度が高い会社」に認定されている企業です。
社員の満足度を高めるひとつに、ユニークな社内制度があります。
→ コチラ(ECのユニーク制度)
・iPhone支給制度
・EC遣唐使制度
・ノートーク制度
・ブルーベリーアイ制度
・ECオフィス選択制度 ・・・など
みているだけで楽しいのですが、ひとつひとつの制度をみていると、
組織運営を円滑にするための工夫や業務効率や生産性をあげる
ための取り組みに力を入れている様子が伝わってきます。さらに社
員が気軽に参加できる内容が多いのも特徴です。
でも、その制度をつくる根底には、あくまでも制度は手段であり目的で
はない、導入するプロセスが大事で、会社のメッセージを社員に、どう
伝えるかを大切にしています。
そんなEC studio社ですが、採用試験も考え抜かれています。
まず、採用の入口ですが、応募者を集めるところで、求人媒体を基本的
に使いません。応募者へ会社のメッセージを伝えるには、自由に使える
自社の採用サイトを魅力的に活用すべきと考えているからです。
来てほしい人に、メッセージを届けばいい、そのスタンスを貫いています。
さらに選考にもこだわりがあります。一次選考で各部署のリーダーとの
面接に通過すると、次に2日間の体験入社へ進みます。
応募者が2日間体験入社をします。面接では自分のいいところを出そうと
するので、見抜くのは難しいですが、2日間、一緒に過ごすと、どんな人か
見えてきます。これは応募者側にもメリットがあり、働いているスタッフが、
どんな人か、会社はどんな雰囲気なのかを知ることができます。
入社前の選考過程で、実際にその会社の中を知れるというのは、とても
ユニークな採用試験です。この選考スタイルにしてから、ミスマッチが減っ
たそうです。
来てほしいと思う人にメッセージを届ける。
会社のリアルをとことん知ってもらう。
型破りな体験入社の選考スタイルに、自社に合った人材を採用するための
強いこだわりを感じました。