--世界のユニークな採用試験を紹介する「面接の研究所」--

株式会社コヨーテのオフィシャルブログへようこそ。当研究所では、世界中の気になる企業の採用現場を調べて、そのユニークな採用試験を紹介しています。取り上げる企業は、誰もが知っている世界的な有名企業もあれば、名前も知らない小さな企業もあります。しかし、ここで取り上げるどんな企業も「仲間を募ることへの強いこだわり、熱い想い」は共通していました。そしてその想いは、求職者までもファンにしてしまうものばかりです。ユニークな採用試験の背景にひそむストーリーを楽しんでください。

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レポート#054 株式会社スマイルズの採用 『涙の面接』

 先日レポート#52においてSoup Stock Tokyoさん(株式会社スマイルズ)の
「恋愛採用」を取り上げさせていただきました。

そのご縁で、スマイルズ人事の今村さんよりお声掛けいただき
中途採用の会社説明会にお招きいただきました。

今回は、実体験にもとづくリアルレポートです。

スマイルズさんのオフィスは、中目黒にあるおしゃれなビルの2階。エントランスから働いている社員さんたちが一望でき、オープンでリラックスしながら仕事ができそうな環境が確認できます。
(舞い上がってしまい写真を撮ることなどすっかり忘れておりました。)


説明会会場は30名程椅子のみのシアター形式。
明るい音楽が流れ、スクリーンではなく、白い壁にスライドが投影。
ヨーロッパの即席映画館のような雰囲気で、わくわくしてきました。

定刻19時となり、説明会スタート。説明会の冒頭は、スマイルズの会社概要ではなく
プレゼンテーターである人事の今村さんの自己紹介から。

そして相棒の人事の吉田さんを「アルパカ吉田」と呼び早速会場内に笑いが。
また、「脱線したら、軌道修正してくれる担当をあなたにお願いします。」
などと言って前に座っている男性に無茶振りしていました。

多くの中途採用の説明会は、どちらかと言うと事務的で終始緊張したまま
という感じが多いのですが、
冒頭の掴みですっかりリラックスでき、安心して聞ける準備ができました。

構成内容も、ユニークでした。こんな構成。
.好泪ぅ襯困陵念や沿革、社長の遠山さんの話。社内の取り組みなど。
五感と言われているスマイルズのクレド(?)、大切にしている言葉の紹介。
今回募集している職種の説明。
ず埜紊房禅娠答

こうしてまとめると、特段変わってはいないようですが
時間配分は、,6割。△2割。い1割程度ぐらいの印象でした。
,離好泪ぅ襯困箸いΣ饉劼砲弔い蓮∪犬泙譴新舒泙ら、様々なエピソードと
ユーモアを交えながら話されるので強く印象に残るのです。

その語り口は、息子を紹介しているお母さんのように、誇りながらも謙虚で
そして愛情が伝わってくるものでした。

そして、△慮浚兇砲弔い討蓮⊆命燭噺斥佞伐山擇嚢柔された
ムービーになっていて、スマイルズさんに関わるパートナーさんすべてに
このムービーを見てもらっているようです。

ムービーを見て、新卒採用では、学生の多くが目頭を熱くするようです。
私も不意に泣いてしまいそうになりましたが、なんとか堪えました。


そして、全体を通して、客観的にスマイルズという会社を語るのではなく
今村さんが一人称でスマイルズを紹介するというスタイルで進んでいきます。

その中身は、決して飾らず、おごることなく
過去の失敗や不祥事なども、隠さず、むしろその時の苦労と改善を語り
誠実で、身近にスマイルズを感じることのできるものでした。


その中で、スマイルズの選考についての話がおよんだのですが、
なんと、面接を受けに来た学生の7割が面接中に涙するというのです。


涙すると言っても圧迫面接で、厳しい問いかけをして泣かせるのではありません。

心が触れ合うやり取りの中で、感極まって涙を流すというのです。

涙の詳しい理由まではわかりませんが、説明会を通じて分かったことがひとつあります。

それは発せられているメッセージが「DO」ではなく「BE」であるということです。

分かりやすくいうと、「会社が何をしているか」ではなく
「会社の在り方・姿そのもの」をスマイルズさんは伝えているのです。

マラソン選手の優勝シーンのみテレビで見ても、あまり感動はしませんが
その選手が、この優勝に向けて、どんな想いで、ここまで歩んできたかと知ると
その優勝シーンは、心に響くものです。

しかし、マラソンでの優勝と同じように、「会社の在り方(=BE)」は一朝一夕に
出来上がるものではありません。

創業以来毎日、毎日大切に積み重ねられたもので
それが、表現のひとつひとつににじみ出てくるものです。


そして、話を聞いていく中で、同時に自分のBEについても
心に問いかけられていることに気がつきます。


「あなたは、どのように生きていますか?これからどんなふうに生きたいですか?」

そんな心の問いかけに、ビジネスにおいて、自分を大きく見せようしている事に気づきました。


会社や社会は役割を演じ、仮面をつけて、本音を隠して仕事をする。
それが当たり前のようになってしまっているような今の若者や社会人。

そんな人には、等身大で自分をさらすことの恐怖すらあります。

でも、等身大の人と対峙することがきっかけで、ありのままの自分をさらけ出した時、
その解放感からふっと涙がでるのではないでしょうか?


説明会は時間通り、1時間30分で終了。
自然と拍手がおこり、優しく温かな雰囲気に包まれていました。

スマイルズ今村さん、吉田さん。貴重な機会をいただきましてありがとうございました!!



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滋賀県に生まれる。主流を好まず、マニアックを追求することに喜びを感じる。採用って世界中でやってるのに知らないこと多すぎない?と探究心に火がつき、2009年からこの研究所を立ち上げる。誰も知らない採用情報を仕入れた時はひとりほくそ笑んでいる。

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大阪府に生まれる。食べることが大好きで高校生並みの胃袋を持つ。長年採用に関わってきたがKに誘われ研究所の立ち上げに参画。このネタどこで仕入れたの?とつっこみたくなるほど憎い企業の採用を紹介するのが得意。

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