コラム #051 マースジャパンリミテッドのオフィス環境 |
マースは、1911年、アメリカのワシントン州のタコマで、フランク・C・マースが
「みんなにおいしく、たのしい時間を届けたい」という想いで立ち上げた、町の小
さなキャンディ工場がスタートです。
今では、世界65カ国以上でペットケア&フード、スナック菓子、食品・飲料を中
心に事業を展開しています。製品ラインナップは、ペットケア製品の分野では、
ぺディグリー、シーザー、カルカン。スナックフード分野では、m&m、スニッカー
ズなどブランド製品を抱えており、世界100カ国以上に展開しています。
特にペットケア製品の分野では、ウォルサム研究所という世界的にユニークな機関
があります。このチームは、ペットの栄養について科学的なアプローチをするために、
獣医、栄養学者、動物行動学者など1000人以上の専門家で構成されています。
ペットの栄養と行動について研究は、1963年から続けられています。
その事業領域の幅広さと製品に対するこだわりが感じられる企業です。
マースジャパンリミテッド社は、その日本法人で1976年から事業を行っています。
現在従業員数は、約250名。今日は、同社のオフィス環境のこだわりを紹介したい
と思います。
まずオフィス設計のこだわりから。
・オフィス全体が見渡せる「ワンフロアポリシー」を採用
「平等でオープンなコミュニケーション」という企業理念を間仕切りをなくし、オフィス
全体を見渡すことができる設計になっています。このオフィスの設計は、第19回
日経ニューオフィス賞で「ニューオフィス推進賞」を受賞しています。
他のこだわりは、
・キャットルームの併設
2匹の猫を飼っていて、仕事場でも猫とふれあえる環境がある。
・愛犬同伴の出社ができる
愛犬をのせて、オフィスのデスクに向かう姿もある。
ペットとペットオーナーの共有する時間を大切に考えが反映されています。
オフィスは、一日の多くの時間を過ごすところ。快適さを追求するだけでなく、
なぜ「そのようなオフィス環境なのか」「何にこだわっているのか」
そこにメッセージを発信することは大切だと思います。(T)